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『COLLAGE』
1, NightRain
2, Violet
3, Monochrome
4, Vestige
5, Languid
6, River
7, Slippy
8, Birthday Song
鈴木孝紀トリオ
TakanoriSuzukiTRIO
鈴木孝紀 Takanori Suzuki(Clarinet&Bass Clarinet)
愛川 聡 Satoshi Aikawa(Guitar)
荒玉哲郎 Tetsuro Aratama(Bass)
[販売サイト]
discunion|Tower Records|HMV|Amazon|
大学卒業後、クラシック奏者だったわけですが2003年にジャズの演奏活動を開始し、
現在に至るまで沢山の方々と共演させて頂き、様々なライブ活動を行なってきました。
演奏活動を続けていくうちに、自分のクラリネットをオリジナル曲で表現して行きたいと思い、スローペースながら作曲を続けてきました。
1枚目に作る自分の作品はフルオリジナルアルバムを、と決めていました。まず自分の歌を知って欲しかったからです。
そして去年暮れ頃から「今録りたい!」という欲が湧いて今回の録音となりました。
録音は、室内楽的な響きを大事にしたかった事、プレイヤー同士の息遣いを感じれる音を録りたかった事、それらの理由で、ワンポイントレコーディングという方式を取りました。
〈鈴木孝紀TRIOについて〉
Jazzの世界では、ある程度ライブを重ねてサウンドを確立させてから、CD制作に取り掛かることが多いと思いますが、
このTRIO、実はこのレコーディングまで三人で音を出しておりませんでした。
個々の組み合わせではライブはしていましたし、初対面というわけでは無いですが。
僕が作って来た楽曲に合う楽器編成、そして僕のサウンドイメージをそのまま出してくれるメンバーを考えたき、自然とこのTRIOの面々が浮かんでました。そして音を出したら予想通り、想い描いてた音がそこにありました。
〈Recordingまで〉
このアルバムの重要なポイントは、クラシック室内楽団が教会で演奏してる様な、合奏の響きを大切にしたい点でした。
音の混ざり合いや息遣いを考えた時に、やはりレコーディングでもみんな同じ部屋でワンポイントレコーディングをしてみたいと思いました。
ワンポイントレコーディングのスペシャリスト五島昭彦氏に相談し、様々なアドバイスを受け、レコーディング場所を音響の良い「神戸青谷音楽堂」に決めました。
《曲目解説》
1.NightRain
夏が終わって少し秋の香りする夜風を頬で感じる。
少し寂しげな情景です。冒頭、愛川聡がイメージ通りのソロを弾いてくれました。
2.Violet
少し淡い紫色の事ですが、そのどこか凛としたイメージを曲にしました。
3.Monochrome
1926年のドイツ映画「メトロポリス」(無声映画)の1シーンに登場する、当時想像された2026年の摩天楼の風景が映し出されるのですが、その中の高層ビルの陰影等、白黒で無声ゆえに受けた印象をそのまま曲にしました。BassClarinetでの録音。
4.Vestige
これは"痕跡"という意味があります。100年以上前に造られたレンガ造りのトンネルを見て、突如目の前に現れる当時の風景。そんなノスタルジックなイメージです。
5.Languid
ひとりで居ると何とも気だるくて無駄に時間が経ってしまうような。そんな憂鬱な時間が過ぎたら希望が見えます。
6.River
全くの淀みの無い夜の川、静止している様に見えるが実際は大きな流れで動いてる。そんな情景をモチーフにした作品です。
7.Slippy
それぞれのアグレッシブなソロを楽しんでください。
8.Birthday Song
生命の誕生はもちろんですが、時間と共に日々新しい物事が生まれていている。
ちょっとした感動なのですが。優しいイメージです。
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