『Paracca』

1, Esperanza  (T.Suzuki)
2, Opus 1  (T.Suzuki)
3, Morning glow  (T.Suzuki)
4, 過ぎゆく夏  (T.Suzuki)
5, Ange Cri  (T.Suzuki)
6, 焦燥 (S.Aikawa)
7, Away from the Wind  (T.Suzuki)
8, Paracca  (T.Aratama)
9, Lumiere  (T.Suzuki)
【株式会社 YAMABISHI CMイメージソング】


兵庫県加東市東条文化会館コスミックホールにて
金田式バランス電流伝送DC録音システムでのワンポイントレコーディング。


鈴木孝紀トリオ
TakanoriSuzuki TRIO

鈴木孝紀 Takanori Suzuki(Clarinet&Bass Clarinet)
愛川 聡 Satoshi Aikawa(Guitar)
荒玉哲郎 Tetsuro Aratama(Bass)
 
Recording & Mastering engineer: 五島昭彦
Recorded at Cosmic Hall (加東市東条文化会館) January 22,2018
Artwork & Desin: HIROKO
Photography: 鈴木孝紀 (空の写真)、Skunk★World   www.skunkworld.org
 
〈Paracca リリースツアー2018〉

4/5 東京渋谷 JZ Brat (Guest: ウィリアムス浩子 vo)
4/6 山梨甲府 Four Hearts Cafe
4/7 愛知 法応寺
4/9 大阪梅田 RoyalHorse
[​販売サイト]
discunionTower RecordsHMVAmazon|


2015年に鈴木の呼びかけで、愛川聡と荒玉哲郎という名手2人を迎えTRIO結成、同年1stAlbum 『COLLAGE』を発表。
このTRIOはオリジナル曲を発表していくコンセプトで結成し、以後大阪を拠点にレギュラーライブを重ねてきました。

この『Paracca(パラッカ)』はアンサンブルを重ねてきた事で培われてきた、一作目とはまた違う、私達の会話をお楽しみ頂ける内容になったかな、と思います。

前作同様、室内楽の響き、音のブレンドを大事にしたい意向で、ワンポイントレコーディングの五島昭彦氏をエンジニアに迎えました。
今回の録音場所は、前作以後、かねてより五島氏から提案のあった兵庫県加東市東条町にあるコスミックホールをお借りして、レコーディングに臨みました。
このホールは毎年、日本木管コンクールが行われたり主要なオーケストラの公演が行われる素晴らしい響きを持つクラシックホールで、
我々のトリオのコンセプトと合致する環境でした。
制作段階で、どの曲もほぼリバーブを足す事無く場の自然な響きで調整していけた事は、このホールで録れた事の大きなメリットだったと思います。

ジャケットについて
ジャケットは、部屋のどこかに置いててもインテリアの一部になるような、小さな絵を掛けてるような、そんなジャケットにしたいな、という想いがありました。
ジャケット表面と中面見開きの写真は鈴木自身の撮影です。
Track 9のLumiere(光)にも通ずるイメージの写真になりました。

前作『COLLAGE』と同じく、この『Paracca』にはライナーノーツを封入しておりません。
このページをお読み頂いて少しでもこの作品に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

それでは、トリオの音楽をお楽しみください!




曲目解説

1.Esperanza
1作目collageのリリースツアー中に書いた、トリオのオープニング曲として演奏する事も多い一曲。
バイアオンのリズムで軽やかに進みます。
Esperanzaは「希望」という意味で、愛川氏によって命名されました。


2.Opus 1
この曲もトリオのオープニング曲の一つですが、レコーディングでは即興要素の色濃い展開で進みます。

3.Morning glow
2011年作曲。当初はJazzWaltzでした
朝、ホテルの窓から見えた朝焼け。
人それぞれの思いで迎える色んな朝がある。
これから始まる都会の喧騒。


4.過ぎゆく夏
9月頃、お昼にそうめん食べていたら降って湧いた曲です。少し色気がないですが。。
あぁ、これで今年の夏も終わりかなぁ。
という、夏男としては少し寂しい気持ちを現した、和風なメロディです。


5.Ange Cri
アストゥル ピアソラへのオマージュとして書いた曲。
「天使の叫び」という意味。
ピアソラ独特のタンゴのリズムで展開していきます。
このアルバム唯一の、バスクラリネットでの録音。


6.焦燥
「日常への苛立ちや変われない自分自身への焦り。そんな思いが真夜中にメロディとなって降って沸いたナンバー(愛川聡)」
トリオでは彼のオリジナル曲も多く演奏していますが、どの曲もリリカルで、かつ情熱的な曲ばかりです。素晴らしいプレイヤーで作曲能力も非常に高い。おまけに面白い!
本当に憧れです。
この焦燥は4/4拍子の中に7/8拍子が自然と導入してきますが、このイレギュラーなリズムで焦りを表現している、という説明がありました。


7.Away from the Wind
風から離れて、という意味。
少し物悲しい冬の夜を想像してください。


8.Paracca
「パラッカってどういう意味?」
これはどの辞書をひいてもネットで検索しても出てきません。

Para  ~のために(ポルトガル語)
cca  カ (日本語) これはタカの"カ"です。

合わせると
"タカの為に"
という意味の「Paracca」は造語になります。

この曲は、荒玉さんがこの孝紀トリオの為に書いてくださったものです。愛を感じずにはいられません。この曲に出会った時の興奮はずっと忘れる事はないでしょう。
言葉の響きも良くて、トリオの中での特別な言葉になった意味もあり、アルバムタイトルにさせて頂きました。
ブラジリアンミュージックにも精通している氏らしい、パルチードアルトのリズム上で情熱的なメロディが展開します。
同じくブラジリアンミュージックに精通する愛川氏の華麗なバッキングプレイにもご注目ください。


9.Lumiere
時折、雲の隙間から刺す日光。
昔からその光景を見ると落ち着き、同時に色んな希望とか、欲が湧いてきます。
太陽を追いかけて一度空の上に行ってみると、社会の中で生じる悩みや問題もちっぽけな事に感じます。
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